THSC自然探索


大岳山   ロックガーデン 2011年12月4日 日本二百名山

標高1,266m 高低差437m(鍋割山経由592m) 歩行距離9.2km
行程:御岳山頂駅⇒御岳宿場⇒御嶽神社(御岳山)⇒大岳山⇒ロックガーデン⇒御嶽神社(御岳山)⇒山香荘⇒御岳山頂駅 
※往復ケーブルカー利用 (滝本駅:am9:28~pm4:20)      yahoo地図  

大岳山は、隣の御岳山とともに、山岳信仰で栄えた奥多摩の名峰です。親指を突きたてた拳骨のような山容は、遠方からでも容易に確かめることができます。大岳山への登路は四通八達しており、往時の参道をはじめ、尾根にも沢沿いにもコースがありますが、ケーブルカー利用で御岳山から登るのが人気の登頂コースとなっています。
昨年の第  回自然探索WS『日の出山』で利用した『滝本駅』から『御嶽山』までケーブルカーを利用します。 浅草から参加の信笑は、久しぶりの参加で気合いを感じます。
誰もが最初は知らない同志ですが、いつのまにやらこんなチームワークも生まれます。自然探索では、誰もが若返ります。


カメラを向けるとサービス精神旺盛のしーさんは、本日長野から単独参加です。頼もしい限りです。いつもそっと場を盛り上げてくれます。


急な登りを見る度、このポーズをとるマリーは、至仏山以来、岩坂恐怖症を楽しむようになりました。チャレンジ精神旺盛のマリーは、怖いもの見たさで即リベンジです。
 お土産やお食事処で賑やかにお店が立ち並ぶ中、皆さんの頭が左右に忙しく振られています。早くも「おなかがすいた~!」の声も聞こえてきますが、正式には、食べた~い?ではないかと思いますが、聞こえないふりして通りすぎます。
御嶽山神社に参拝しますが、正規の山門は階段工事の為、急坂の裏道から登ることを余儀なくされます。早くも息が切れて、皆さん急におとなしくなります。


ここの分岐で、二班に分かれます。「ガッツで頑張るチーム」と「着々と登るチーム」です。ゴールはともに大岳山山頂です。ガッツで頑張るチームは、鍋割山経由で大岳山を目指しますが、着々と登るチームを大岳山山頂であまり待たせないよう、テンポよく登らなければなりません。
着々と登るチームは、いつもステッキを使用している人が多いですが、頑張るチームに触発されて?なのか、出来るだけ使わないチャレンジをしていくようです。力をつけると楽しみが増えることが実感され、自ら鍛えようとしていきます。

こちらは「ガッツで頑張るチーム」です。結構な急坂や岩場を登って行きます。皆さん、かろうじて30歳代?の疲れ知らずの若さです。ぐんぐん登って行きます。
奥の院です。登山道は、この裏に続きます。



 私、本日の無事を祈っておかなきゃ。お金はどこかしら?とマリーは岩登りの 恐怖を祈願するためのお賽銭を探したかどうかは定かではありません。
鍋割山の山頂です。思ったよりも急坂でした。信笑とマリーはスタミナぎれで、おやつを補給します。
 着々と登るチームが登った経路と合流し、見えない姿を必死に追います。マリ ーは岩壁を見る度に、嬉しそうに悲鳴を上げます。


 信笑は手ごわそうな岩場が近付いてくると、嬉しそうです。先行くチームの中 の初登山になるアクちゃんの様子が気になります。無事、乗り越えられたの  でしょうか・・・。

 着々チームが山頂到着した約5分後に頑張るチーム到着しました。必死に頑張った甲斐があり、あまり待たせなくて良かったです。山頂は、沢山の人達で大 賑わいです。こんなに大勢では、恒例の「ヤッホー」ができません。メンバーは、多分OKなのでしょうけれど、場の雰囲気を壊してしまいそうです。(※小林隊 長からの要望ですが、今度山頂で「ホーホケキョ!」と叫んでほしいとのこと)
頑張った後のお昼ごはんは、最高です。後ろの方で、マリーがくーちゃんのお弁当メニューが気になっています。忍耐を強いられた後は、貪欲になるのもわかります。
景色は、心の御馳走です。今日は、真っ白な雪を被った富士山がはっきり見えます。山頂に来られた方々は皆、「富士山だ~!」とこの景色に感動します。やはり、日本一の山は、一番人気です。
 心もお腹も満たされ、すっかり気力、体力回復です。


 岩を見る度絶句していたマリーも、達成感も頂いて帰りは勇気百倍になった みたいです。
 本日のワークでは、比較的おとなしかったくーちゃんから、「ヤッホー」をやり  たいです!と最初に催促がありました。流石に満員御礼の山頂では出来ないので、下山途中の景色のよい場所で・・・。

複数参加のメンバーにとって、「ヤッホー」は恥ずかしさより解放感が増してきているようですが、山初参加のさっちゃんはちょっとびっくり!疲れていたのか、引いていたのかわかりませんが・・・、唖然としていました。
 体力勝負の山から、清流豊かなロックガーデンに入ります。東京にもこんな綺麗な清流があるんだとびっくりです。
この天狗の後ろは、崖っぷちです。勇気あるものだけが、ここで立つことができます。ちなみに、クーミンとしーさんは恐いもの知らずのようです。
 元気でガッツがあるグループは、七代の滝まで降りて行きました。
 疲れているはずなのに、自分の意志で頑張れば頑張るほど、元気がでます。
  苦楽を共に過ごしていくと、笑いも伝染、いえ、調和していきます。


 御嶽山神社の手前に続く売店の裏側に、「おしるこセット」のメニューに魅か  れて、ここで感想会を行うことにしました。
本日のメンバーは、全員甘口でお汁粉には目がないようでした。和洋折衷のお汁粉と珈琲のコンビネーションは、意外にイケました。
 Ph10.0の「玉川温泉」で汗を流し、マリーのリクエストで「義’s館」で、ビールと 焼き肉で下山祝いです。
<清滝ロープウェイの駅にて>
12月に入り、山はすっかり冬山に変わりました。緑や花が見られなくなりましたが、その代わりに空気が澄んで遠くの景色がとてもよく見える季節になりました。
すべての物事にはプラスとマイナスがあります。どちらをどのタイミングで見ると自分にとって快適か、上手に選択できるようになったらいつでもどこでも有意義に過ごせそうですね。自然探索では、辛い時、苦しい時を味わいながら、自分を観察し、自分にとって有意な方へ上手にコントロールするトレーニングにもなっています。事前宿題と事後宿題もありますが、行動を観察したり、思考を観察する力になります。面倒くさがらず、ワークも頑張ってください。提出は、1か月以内にお願いしますね。