燕岳

燕岳 標高2,763m   標高差約1,369m 歩行距離約10q yahoo地図

中房登山口(8:12)⇒合戦尾根(10:13〜10:28)燕山荘(11:37〜11:55)⇒燕岳(12:25〜12:30)⇒燕山荘(13:10)⇒中房登山口(14:44)

 (歩行時間5時間54分:全所要時間6時間32分)  am8:12〜pm14:44 第2無料Pより  コースmap

燕岳は、北アルプス)にある標高2,763mの山。山体すべてが長野県に属する。日本二百名山及び新日本百名山に選定されている。中房温泉が登山口であり、大天井岳を経て槍ヶ岳へ向かう表銀座コースの始点でもある。北アルプス三大急登の一つである合戦尾根を登り切った稜線上にある。花崗岩でできた独特の山体と、高山植物の女王と言われるコマクサの群生でよく知られている。周辺のハイマツ帯には、ライチョウが生息している。山名は、春の雪形が、ツバメに似ているためつけられた。1915年(大正4年)の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』で燕岳が記され、この10年前からの期間内で命名されたとする説がある。(Wikipediaより)

北アルプスの入門コースと言われる燕岳。中房温泉登山口から合戦尾根まで樹林帯で眺望は殆どありませんが、要所に休憩ポイントの第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、そして「合戦小屋」があり、休憩ポイントになっています。「合戦小屋」を過ぎると次第に眺望は開け、北アルプスの始まりの素晴らしい景色が見え始め、やがて「燕山荘」が高台に見えてきます。以降は、絶景のオンパレードです。「燕山荘」までのコースは、この時期ですとまだ三か所程残雪があり、歩きにくくなっていますが、軽アイゼンを使うほどの距離でもありません。(ステッキ使用ならば、安心です)※合戦尾根は北アルプスの三大急登になっています。
登山口には「中房温泉」と「公衆WC」と「バス停」があります。立派な登山口を見ただけでも、燕岳の人気の高さが伺えます。出ばなからの急登が続きます。
山道は迷う事のないしっかりと整地された道ですが、岩道や木段の結構急な登りの連続です。間もなく第一ベンチ休憩場所があり、少し下がった所に水場があります。前日、天候が良かったからか、燕山荘宿泊帰りの方と続々とすれ違います。中学校の林間学校が100名位下山していました。(「上下長袖ジャージでえらいなあ・・・」と感心です。下りてこられる方々に「山頂からのお天気はどうですか?」と、お聞きすると、「いや〜、今日は最高ですよ。朝は富士山までぱっちり見られましたから」と。山頂景色に期待をし、自然に登る足に力が入ります。
途中、合戦小屋まであと10分、あと5分、と案内版が出て来ますが、「合戦小屋まで、なんと長い道のりなんだ・・・」、と疲労と共にマイナス思考に陥り、すぐさま、「合戦小屋で名物のスイカが待っている」と自分を励まし、プラス思考にコントロールです。すると、不思議な程、あっと言う間に着くものです。スイカ売りのお兄さんが、「待ってました」と言わんばかりに「お疲れ様でした」と声を掛けて下さり、スイカを頂きます。なんと、8分の1カットの大きなスイカです。「ええ〜!これを食べるの?」と上品な私は、絶句です。お兄さんは、半分に切りましょうか?と言ってくれましたが、何事もチャレンジです。「このままいきます!」と食べ始めました。疲れた体に冷えたスイカは最高です。(@800円)
次第に眺望が開け始めます。左手に大天井岳を見ながら標高を上げると残雪が残っています。
燕岳の頭部分と周辺の景色を眺めながら燕山荘を目指します。山自体が北アルプスの女王、燕岳と呼ばれるくらいですからね。
燕山荘到着です。ワークの宿泊の予約をします。中の売店は、品物が豊富です。
燕山荘の入口付近には、眺望のよいベンチがあり、アルプスの全容を見る事ができます。
北アルプスのキング峰「槍ヶ岳」(左)  燕岳の山頂(右)は、燕山荘から、一時間位です。

ここは、高山植物の女王、コマクサの群生地としても有名な場所です。自然探索の日には、もっと群生がみられると思います。高山植物(ハクサンイチゲなど)が沢山咲いています。花や残雪の残る素晴らしい日本の天井アルプスを目にして、心がリフレッシュします。
燕岳の山頂を目指します。ガイドブックで良く目にする山容と同じです!花崗岩の白い砂の美しい山に見惚れます。
モニュメント群にマッチした山容は、まさに自然の美術館という感じです。有名なイルカ岩は、槍を背に「あっぱれ!」の一言です。
燕岳山頂から望む北燕岳。後方には立山〜剣岳〜〜〜白馬岳〜鹿島槍ヶ岳等のBigな山並みも一望できます

花崗岩の砂地帯に広がるコマクサの群生です。鳥ものどかに近寄ってきます。
燕岳山頂への道は、花崗岩のモニュメントで不思議な雰囲気を漂わす素晴らしい空間です。
燕山荘からの下山は、いきなりの残雪の階段になります。滑らないように気をつけて下りて行きます。周辺には、お花畑が広がっています。

中房温泉入浴を楽しみに下山開始です。入浴料は700円で露天風呂のみですが、上質な源泉かけ流しでゆっくり温まる事が出来、疲れを癒すことができました。

おまけ 

 天候にも恵まれ、燕山荘から燕岳のコースは北アルプス周辺の山々が目の前
 に迫り、最高の景色で素晴らしかった。山頂周辺では、沢山のモニュメントがお見事でした。
 登山口から急登の連続ですが、危険個所もなく比較的登りやすい山道でした。
 最近歩いた北アルプスの中では、燕岳は女性の登山者が多く、平均年齢が低いのが実感出来ました。
 北アルプスの女王燕岳と呼ばれるだけあって人気の名山でした。